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福祉用具と福祉用具に関する介護保険制度のご案内

 福祉用具とは高齢者ご本人が自立した生活を続けていくための、もしくはご本人を介護するご家族の方々の負担を少なくするための道具です。

福祉用具の特徴

1.生活用品です。
2.福祉用具を使うメリット
 

 ・身体の機能を補い、自分ひとりでできることを増やします。
 ・介護者の負担を軽減します。
 ・事故などを防ぎます。

3.ただし、できることは限定されます。
 

 ご本人の能力・住環境・介護力がある特定の条件のもとで効果を発揮します。

 誰にでも合う、万能なものではありません。

4.多くの用具が市販されています。

 メーカーや種目によって数多くの用具があります。

5.正確な使い方をすることが必要です。

 また、福祉用具を活用するには環境整備も重要です。必要に応じて、ご本人が日常生活で

 どう動くかなど「動線」を意識して部屋の片づけや家具の配置変更などをしましょう。

福祉用具等に係る介護保険の給付について

 介護保険の要介護認定で「要支援1・2」もしくは「要介護1~5」と認定された利用者のうち在宅サービスを利用する方が対象となります。

1.レンタル(貸与)

 介護保険では要介護度に応じて1ヶ月の支給限度額が決められています。用具のレンタルは他の在宅サービスと合わせ、この限度の中で利用することができます。負担額は所得に応じ月額レンタル料の1~3割となります。
対象となる種目は13あり、要支援1・2及び要介護1に該当する方(軽度者)は種目の制限があります。

2.購入

 毎年(4月~翌3月)10万円を上限として特定福祉用具が1~3割の自己負担で購入できます。

3.住宅改修

 要介護状態の区分にかかわらず1~3割の自己負担で住宅改修することができます。支給限度額は20万円です。利用は原則として1回です。

福祉用具の貸与(レンタル)価格の提示等

 福祉用具の貸与事業所は福祉用具の貸与を行う際、機能や価格帯の異なる商品の提示がされます。また、貸与価格を提示する際、その福祉用具の全国平均貸与価格が併せて提示されます。なお、福祉用具ごとの全国平均貸与価格と上限額は国によって公表されています。(財団法人テクノエイド協会が公表しています。下のリンクを参照ください)

福祉用具ヒヤリ・ハット情報

 福祉用具は、正しく使えば自立支援につながる大変有効なものですが、誤操作や不注意によって事故やケガを招いてしまうことがあります。1件の事故の背景には300件のヒヤリ・ハット(事故には至らないが、場合によっては事故に直結したかもしれない事例)があると言われます。そのため、ヒヤリ・ハット事例を知ることは、事故やケガの防止に役立つと考えられます。福祉用具のヒヤリ・ハット情報は財団法人テクノエイド協会が提供しています(下のリンクからご覧になれます)。安全な利用のためにぜひお役立てください。

 

◆ お問合せ ◆
山梨県立介護実習普及センター
〒400-0005 山梨県甲府市北新1丁目2-12 山梨県福祉プラザ1階