ふくしの仕事ガイドブック2023
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福祉の仕事18ふくしの仕事ガイドブック 社会福祉協議会職員は、社会福祉協議会が行う多様な事業に合わせて、さまざまな職種で構成されています。福祉活動専門員、ボランティアコーディネーター、コミュニティソーシャルワーカー、地域福祉活動コーディネーター<職場と仕事の内容> 地域社会で暮らしていくうえで人々に共通の生活課題、福祉課題に地域社会自らが組織的に取り組み、解決に結びつけていく過程を支援する専門職員で、地域住民からのさまざまな相談や、調査活動によって地域の福祉課題を把握し、課題解決に向けての広報や組織活動、ボランティア活動など住民の主体的な福祉活動の支援、新たな福祉サービスの企画・実施と評価など、その仕事は多岐にわたる「福祉のまちづくり」の推進役です。 「福祉活動専門員」と呼ばれる場合もあります。各職種の関係資格社会福祉士(→P29参照) 社会福祉主事(→P28参照)在宅福祉サービスの介護職員や相談援助職員<職場と仕事の内容> 在宅の高齢者や障害者を訪問して、直接サービスを提供するホームヘルプサービスや入浴サービス、昼間に在宅の高齢者や障害者を受け入れて、入浴やレクリエーション、リハビリテーションなどのサービスを提供するデイサービス、在宅介護サービスのコーディネートや家族への介護指導を行う在宅介護支援センター、在宅で医療的なケアが必要な高齢者や障害者を訪問して看護を行う訪問看護ステーションなどがあり、部門・職種によって必要な資格が異なります。各職種の関係資格訪問介護員(ホームヘルパー)の場合 介護福祉士(→P25参照)  介護職員初任者研修(→P23参照)相談員(ソーシャルワーカー)の場合 社会福祉士(→P29参照) 社会福祉主事(→P28参照)看護職の場合 看護師(→P32参照) 保健師(→P32参照)事務職員<職場と仕事の内容> 経理・事務などにあたる事務職は、直接サービス提供にあたることはありませんが、社会福祉協議会運営上不可欠な職種です。 採用基準は特に定められていませんが、簿記やパソコン操作などの実務的な素養を求める求人が多くなっています。● 社会福祉協議会の仕事

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